みんつく「大地の再生–水路と階段–」

2024年9月21日(土)に「みんなでつくる」活動がありました。今回はみんつく活動の中でも恒例プログラムとなった「大地の再生WS」です。

講師はいつもの西尾さん(大地の再生 関西支部)たち。参加者は、大人8人、子ども6人、スタッフ10人と大所帯で、元気な子どもたちが多めです。まずは森の中で今日の作業工程の確認からスタート。

今回は、クスノキのクスオさんのある広場から中腹につながる階段と、そのエリア水路の整備を行います。

今日のターゲットの階段です。この登り口付近に水路を作ります。

まずはみんなで水路づくりのために溝を掘っていきます。老若男女関わらずできますし、穴掘りってなんか楽しいですよね。

みんなで溝を堀り掘り。
子どもたちも大活躍。ミミズがでたらパーティーです。
溝が掘れたら竹炭を撒きます

さて、溝掘りの間に「しがらみ」作りの準備が進んでいました。ここから程よい長さの枝葉を組み合わせて溝を埋め、空気と水が流れる空間を作っていきます。

程よい長さにカット。手で折れるところは手でポキポキ。
しがらみの水路の完成

しがらみ作りの間に、西尾さんの手でコンガラ(コンクリートの瓦礫)を使った水路と階段入口の整備が進んでいました。

これ、サイズ感や形はある程度選定しつつ、その場で大きいのを砕いたり、噛み合うように細かい調整をしてるんですよね。流石です。職人です。階段入口には踏石となる、大きな石を配置していきます。

水平を見るちびっこ職人。様になっています。

西尾さんと島袋さん(UEFUKU)を中心に調整作業が行われ、かっこいい石組みが完成です。

さて、この辺でちょっと一息。

この看板めっちゃ良いですよね。

続いて階段整備です。実は一番の敵は「蚊」でした。今年の蚊はなかなか減らないですね・・・。

狭いのでちょっと渋滞しています。

横木の下の段差面や隙間を、石や枝で補強整備をしていきます。こちらもしがらみと同じ考え方で、水と空気の流れを作っていくそうです。この隙間に根っこや菌糸が入り込み、自然に補強されていくんだとか。


さて、ここから本日の整備の成果です。

階段がキリッとしました
階段のディテール
水路としがらみとコンガラ

今回は元気で積極的な子どもたちが多めで、終始ワイワイと楽しく進みました。少しづつですが自然と共存する形での整備が進んでいます。景観も良くなってきていますね。

ご参加された方々、準備スタッフの方々含め、本当にお疲れ様でした!!!

次回は2024年11月を予定しています。
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陽楽放送局編集部
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富田 淳

Tomida Jun

生まれの香川を飛び出して気付けば京都で17年、そして奈良へ。STUDIO MITZとして活動しながら、フリーランスのデザイナーとして京滋エリアの寺社広報や文化遺産活用に携わる。最近はWEB制作(デザイン・実装・仕組みづくり)を主戦場としているが、メタバースやVRなど新ジャンルにすぐ手を出す癖アリ。自分が住むまちを十二分に楽しむべく、陽楽の森やまちの「おもしろがり方」を模索中。

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