陽楽で伐られた木が、机の天板になるようです。

辻さんが陽楽の森で伐採されたケヤキを使って家具作りを教えると聞いたので、覗いてきました。

5月に伐採した欅の木。陽楽の森にあるウッドマイザーで製材された、正真正銘陽楽産の木材です。

今回このケヤキで机の天板を作る樽井さんたち。木目やサイズなど真剣に材を選んでいます。

作りたい机のサイズに合わせ、今回は2枚の原板を継いで作成することに。

使用する材と作りたいものから加工の細かな部分を話し合う辻さんと樽井さん。

少し加工の難しいところは辻さんがサポートし、精度高く加工しています。

できるところは樽井さん自身の手で。電動カンナのパワーにはじめはこわごわ作業していましたが、最後は綺麗に表面を仕上げていました。

樽井さんはフードロス削減と就労支援を目指した食品を作るSweets Visionの代表。ならコープ真美ケ丘店で販売ブースを作る際、陽楽の森の間伐材を利用して辻さんに棚作りをサポートしてもらい、家の机の天板も陽楽産の木でやりたい、となったそう。

色んな材を見ながら「これなら店舗什器になりそう!」などとても楽しそうでした。

この場所に生えている木を伐採し、木材として利用するのは現代の社会で実は大変難しいことです。また素材の形状や特性に合わせ、作りたいものを設計して作るにはすごい経験や技術が必要です。

この木工場と辻さんの力があればそんな面白いものづくりが可能になるのかも、と思いました。

辻さんは現在この場所で開く木工教室を企画中。オープンしたら僕もぜひ行きます。

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陽楽放送局編集部
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山下 真

Yamashita Shin

兵庫県で生まれ、京都で学び、最近奈良に越してきたデザイナー。(一社)大和森林管理協会で働きながら、STUDIO MITZでデザイン活動も行なっています。陽楽放送局の編集部に所属し、陽楽の森で起きた出来事などを記事にしています。「陽楽の森をもっとひらく」をモットーに、森やまちで起きることを逃さず記事にする、、、つもり。自信はないですが、可能な限りやります!ご飯と漫画とサッカーが好きです。

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